日記「引出しの中」

遠い日のハテナ ダイアリーのように、、。

2024.03.20「ウルトラマンの命」

車の運転を殆どやらない。
若い頃、運転をしない日の方が珍しかった。
昔は良かったなどとベソをかくのは腹立たしいが、こればかりは仕方ない。
さて、今日はお墓参り。
義理母、義理妹、嫁、息子、私、鮨詰め状態で、迎えに来てくれた義理妹の車に乗り小平霊園に向かう。
快晴、これで午後本当に崩れるのか?(崩れました、笑)

私は後ろの席で、ずっとボーっとして外の景色を見ています。車って単なる移動手段じゃないわな。こうして眺めていると
もう自分の車を持つことなんてないのかな、、。
あるとしたら、宝くじを当てるか、人生最後の満塁サヨナラホームランを打つしか方法はない。若い時代、ヒットで逆転出来た。年を取るにつれてそれが二塁打でなければならなくなり、三塁打となり、そして私の年齢ではもはや満塁サヨナラホームランまで来てしまった。
ウルトラマンのように命が2個あれば良いのになぁ。」

車って、凄く好きなんですけど。。
買いたい車もグレードも実は決まっているのに、、
(絶対に言わない。「故障するからやめとけ!」って言われるから。笑)

でも、こうして後部座席で、貴重な暇な時間を浪費するのも悪くないか!と思う。日頃「時間がない、大変だー!!どーするの?」とそればかりの人だから、こういう何もないボーッとする時間は大切なのではないだろうか。
脳内をリセットして、次に備えるのである。
そういえば、出かける直前、テーブルの上に置いてあった「坂の上の雲」の最初の方をずーっと読んでいた。読み始めると止まらなくなったのである。
今流行りも良いけれど、こうして司馬遼太郎を読むと、ドシっとして重量感があり、安心する。何だろう、言葉ひとつに磨かれたイメージを感じる。

今日は帰り道、みんなで中華を食べたが、これも楽しかった。
おしゃべりで、快活で楽しい家族だと思う。
大切にしたい。