日記「引出しの中」

遠い日のハテナ ダイアリーのように、、。

2024.04.20「紋様」

紋様は生地に使用される定型の繰り返しパターンの事。
ペルシャ絨毯等の幾何学模様なんかも典型か。
ラーメンのどんぶりの淵に描かれている例の模様もミニマル的で、そして紋様だと思う。定型パターンは図柄だと最も身近だが、音楽にも存在するし、人の運動、パフォーマンスにも見られる。
人間って、おそらく、同じことのリピートにどこか安心するのかも知れない。
水戸黄門を始めとする時代劇のあまりに形式的な進行も同じくそうなることは分かっているが、それがどうにも安心してしまう。

4月27日のワンマンライブで是非、この作品を耳にしよう!!

本日のリハーサル、音出しでこれからこのユニットの主体となる音楽は「紋様」に違いない。しかし、これは定型パターンを繰り返す音楽(ミニマルミュージック)としての紋様ではない。柔らかな生地・色合いの重なり、角度によって変わる絵柄、オーバーラップする過去の出来事、場面、それらを同軸で重ねたものになるか。
この作品は私の中では最も新しい作品になる。
ギターの抑揚が大きな振幅を伴ってテーマを進めていく。
このようなテーマのアプローチはこれまでに全くないニュージャズとも言える内容だと思う。モードを使うが、このやり方で初めてイメージ表現に踏み込めた感触がある。
それを可能にしてくれたFLAT122に感謝したいと思う。
このバンドは私そのものにかなり近い。
ギターの西村さんが入ってくれた良かった。
新機軸の展開は、まだスタートラインで、これから広がっていくだろう。
音を絞り込み、もっとタイトで、空間を多くすると立体感のある大きな音楽になるかも知れない。

この配線のゴチャゴチャ感がたまらんです!笑