日記「引出しの中」

遠い日のハテナ ダイアリーのように、、。

2024.04.30「マザコンカレー」

珍しく嫁と休日が一緒。
彼女がインド料理、つまりはカレーを食べたいというので、淡路町の百名店に行きました。そして思ったこと。
これは、本当に個人的な味の感じ方なのだけれど。
カレー(ハヤシライスも)は家で作って食べるのが一番美味しいです。
こうして、複雑なスパイス、香ばしいナンをいただくと、これはこれで納得するしかないのですが、、。
それでも、私は嫁の作った普通のカレーが好きです。
どうしてだろうと思考をユラユラと行ったり来たりさせましたが、その原点には子供の頃から食べていた母親のカレーがあるからです。
物心ついた頃から、実家と別れを告げる高校3年生まで、私は母親のカレーだけを食べていたと言っても良いです。

稀に、母の実家、叔母のカレーもいただきましたが、これはもう少し大人方向で(笑)凄く美味しく感じた記憶がある。
僕の田舎は「本当の田舎」だから、外食でカレーを食べるというのは殆どなかった。
その育った環境が、今日の感想につながっていると思う。
母親の作った食べ物はもちろんカレーだけではない。
「卵焼き」とか「ワカメとジャガイモの味噌汁」「餃子」そして、大皿に山のように作ったコロッケ(当然次のお弁当のオカズにもこれが入っている、笑)そういうものが、脳に深く刻まれている。
「男ってみんなマザコンは嫁のお言葉だが、そりゃそうだ。
それの何が悪い?
イタリア・マフィアの男だって、マンマのパスタが一番なのだ。一緒だよ。
母親の愛は信じられないほどデカい。
そのカレーの実際がどうであれ、カレーのルーツは母親なのだ。