日記「引出しの中」

遠い日のハテナ ダイアリーのように、、。

2024.03.15「店頭に佇む、遠い日の自分」

トラックボール
コンピュータ・マウスです。ボールが台の上に乗っていて、コロコロと転がすやつ。
親指で転がすのは、ダメ。必ず「人差し指操作」です。でもこれは人それぞれ。きっと手の形、骨の造作等が関係しているのかも。

作曲をコンピュータで行うというのは、その昔は敷居が高く、何ともインテリジェンスを感じる神々しい世界であった。
新しい物好きな変態音楽家は、マックのモノクロ一体型のプラス(だったかな)とか私のように少々気合を入れてSE30ってのを買って、そこに作曲するアプリケーションをインストールする。
音一つ一つを打ち込んで行くわけだ。
店員に聞かれました「ハードデスクモデルにしますか?」って。
当時、意味が分からなかった。つまりHDモデルにしないと、起動時システムをいちいちFDドライブを入れる必要があると。何とものんびりした良き時代ですが、コンピュータの基本的な仕組みを理解するには良かったのかも知れない。その偉そうにしている
Mac・LC」ってカラーモデルが、44万円と値札が付いていたのを今も憶えています。「いいなぁ、欲しいなぁ、、データがカラーで見られるなんて!!」と心の声。
しかも、そのHDモデルが「20MB・40MB」で威張っている。子猫のように可愛い世界。当時のコンピュータ達は今も大好きです。今のコンピュータはただのツール、故障しなければOK。

生音をインターフェースを介してPCに入れるのはまだずっとずっと先のこと。
要は、ローランドやコルグなんかが出していたシーケンサーがデカいモニターでデータを確認出来る格好良さ、そういうスタンスだった。最初モニターに楽譜が表示された時の感動はなかった。
そして今もその発展型を使っている。やっていることとしては大きく変わったようには思わない。信じられないくらいに便利になったことは確か。デモを渡すのにMD!は必要ないのですから。ただ、トラブルに見舞われると非常に厄介という側面はある。そして先週1週間は、その「厄介」を久しぶりに味わってしまった。

私の使うアプリケーションは「デジタルパフォーマー」という。略して「デジパフォ」等と呼ぶが、この言い方は何故かあまり好まない。音楽になると急に性格が悪くなると言うのはうちの嫁の評ですが、こうして面倒で気難しい人です。
トップ画面は、小節をブロックで区切っている。色を付けて自分なりに視認性を良くしているが、これが、マウスで選択してデリートをしたり、他のトラックへ持って行ったり、保留待機のトラックに一時的に保存したりする。
これが、誤作動を起こした。勝手に別な部分が消えたり、固まったりするのである。
FLAT122・ワンマンライブが4月27日(軽く宣伝🎵)というのに作曲が進まない!!!
メーカーに問い合わせたが、結局原因が特定出来なかった。

小さな脳をフル稼働して考えた結果。それはアプリに問題があるのではないと言うことです。周辺機器のどこかに原因があるはず。そして次のことを試みました。
MIDIインターフェースの設定・ケーブルを全てやり直し。
・キーボードを古い別なものに換装。
・USB関係を一旦外して付け直し。
・もちろん、コンピュータの再起動済み。
・データ整理して、極力コンピュータを軽くする。
動作は良くなりましたが、やはり改善しません。

そこで私がやったこと。
お風呂に入りました!

風呂でアイデアが浮かぶことってありませんか?私はよくあります。長風呂じゃないのですが、笑

そして、、浮かびました、トラックボールに問題がある!即行で電池を変えました。電池の残量はまだあり、ポインターは動いていたのですが、少し動作が悪いように感じていたところでした。
瞬時に改善、通常の動作に戻った。
これには驚いた。今も、信じられない気持ち。
マウスが悪さをするとは!私のマウスは無線なのだけれど、ふと、、これは(敢えて)有線の方がいいかな、と思うのでした。
それにして"コンピュータそのもの"に夢を持っていた時代を今回の騒動?で思い出しました。とても小さな世界なのですが、どこかで未来に繋がっている気がする。大切にしたいです。