日記「引出しの中」

遠い日のハテナ ダイアリーのように、、。

2024.01.07「奮発!」

若い頃、特に20才台後半、オーディオ真っしぐらだった。
当時、FMファンの広告に載っていたオンキョーのアンプ(確かインテグラシリーズだったと思う)が欲しくて、中野のアーケードでチラシ配布のバイトをやったくらいだから、泥沼と言って良かった。
そして、今また、復活しつつある。
どうせ、車を買えるわけでなし(軽の中古くらいなら買えるのだが、買うと恐ろしい目に遭う、笑)オーディオなら、家族も日頃自由に使える。
ここ半年ほど、いろいろと調べて心に決めたのは
PM7005 / marantz
です。

理由は、グレードの中で最もデジタルに力が入っているから。
オプティカルとコアキシャルを備えるのは当然として、何とプリメインアンプでありながらUSBを持っておりDACを内蔵している。
こちらの音楽制作に片寄せて言えば、IF(インターフェース)が入っているような感じ。スマホとかコンピュータと連携して、音を鳴らすことが出来る。
とりあえず、スピーカーとCDデッキは持っていたので、こちらを接続してまずは、
パット・メセニーグループ「オフランプ」を流してみる。
おおっっっ!何と良き音でしょう。
今まで埋もれていた音、パーカッションの定位感、ピアノのトリルの弾き方等が正確に描き出される。このアンプはやはりデジタルで接続した方がよさそうです。
これまで、サンスイとかJBLと言った、乾いた音で固くガツガツとした音と音の間が抜けたサウンドを絶対的に好んでいた自分があっさりマランツの軍門?に降ってしまう。
このような、繊細で空間的な方向は長い時間オーディオに接するには有利です。特にクラシック音楽のような、ダイナミクスが大きく、その振れ幅で疲れてしまうようなタイプには力を発揮するタイプです。おそらく。
とはいえCDを変えて、渡辺香津美・KIRINを聴くと、今度はドラムのキックやベースがしっかりと引き締まって、その上で音が豊かに乗るので何とも言えない気品のある世界が展開される。凄いなぁ、、アンプでこれだけ音が聴こえてくるのか。
ただただ、感心するばかりです。
心の中ではマランツと呼び捨てにせず、マランツと呼んでおります。
長く大切に使って行きたいと思います。
この10年間毎日残業で働きまくった自分へのささやかなご褒美、少しだけ奮発しました。(勿論中古です、笑)