日記「引出しの中」

遠い日のハテナ ダイアリーのように、、。

2024.02.05「冬・松倉グラウンド」

今日は東京も東北ばりの雪で、私の住む成増は埼玉寄りで都心よりは寒く、雪の硬さも踏むと「キュッキュッ」と圧を感じる気持ちの良い感じで、懐かしさを感じたほどです。
小学校4年生、10才まで暮らした釜石市・松倉グラウンドの冬は、雪が積もると妹や同じアパートに住むお友達と一緒に、このグランドの周りに盛られた土手から滑り降りたものです。皆同じような小さな子供用のスキーを持っておりました。アパートに住む家族はまるでコピーしたように父母、子供二人ってわけです。年恰好も殆ど変わらない。

子供達が滑ると決めた位置は、運動場の出入り口に開けられた一区画で、その片側の土手の上から滑りますと、途中で坂の角度が急になりスリル満点!楽しいのです。その雪の硬さ、まるで片栗粉のような柔らかく温かな風情が今も心に在ります。
グラウンドは当時、新日鉄釜石ラグビーが大変強かったですから、その場所を聖地などと呼んでおりました。
先ほど現在の写真を眺めておりましたが、もはや昔の面影はなく、整地され周りには木が植えられてあれではスキーは無理です。
見栄えた驚くほど立派になりましたが、少し寂しい気持ちです。

さて明日の朝が見ものです。この辺は坂が多いですから、誰かしら痛い目に遭うでしょう。数年前の雪の朝、近所の坂を何を思ったのか自転車で飛ばしてきた女性がおりましたが、私は心の中で悲鳴をあげておりました、笑
案の定、見たこともない、見事な転び方をしたものです。
擦りむいたか、捻挫をしたか、下手をすると骨折したか、ただでは済まなかったはずです。北国の出身じゃないんだな、、と思いました。