日記「引出しの中」

遠い日のハテナ ダイアリーのように、、。

2023.10.09「八十八夜」

「寒いなぁ。」
天気予報では11月中旬の気温と言っている。
先ほど雨の中、近所のコンビニで切手と牛乳を買って来たのだけれど、何だかそれも一仕事な感じでした。
切手は、横浜に住む妹に送る封筒に貼る。
施設に入所してもう3年になる母関係の書類が複数枚入っている。

母を東京に連れ出す時、それは病院の検査という名目だったが(それは限界を超えており、避けられないことだった)レンタカーで1時間と少し、新幹線の駅まで向かう時、母は当然一週間ほどで田舎に帰るつもりだったに違いない。
荷物も殆どなく、驚くほどの軽装だった。
自分の母に対する時間は、あの日で止まったままになっている。

歌が好きだった人なので、台所でも洗濯物を畳みながらでも、声出しは欠かさなかった。最後に聴いたのは施設の廊下で「八十八夜」だったが、この歌の出だしは「夏も近づくー」、面会のタイミングは確か5月から6月の間と記憶している。
本能的に夏が近いということを感じていたのだろうか。

*ところで、本記事は誤って自分のCD評に表記してしまったものを慌てて今、こちらに引っ越ししました。出だしから荒波状態です、笑